ジェリーゼリーブログ

2024年11月10日(日)

【週刊近況報告】最近読んで面白かった本(2024/11/10)

 ひそかに書き溜めてた本の感想がちょっと溜まったので、今回は最近読んで面白かった本の感想文記事です!!


●最近読んだ本の感想
 『文系でも思わずハマる数学沼』鶴崎 修功

 読みやすい文体で、数学のおもしろい所を分かりやすく紹介してくれている本です。とても面白かった!!

 特に「対偶法」の使い方が、今まで読んだ本の中で一番分かりやすかったので、これなら私も対偶法を取り入れて物事を考えることができるようになる気がします。他にも「面積と体積の関係」とか「確率」「ベン図」「複利」など、知ってると生活の役にも立つ面白い数学について、分かりやすく説明されています。数学を作ってきた天才数学者たちについての紹介もあり、こちらもとても興味深く面白かったです。天才数学者でも投資に大失敗してしまった話など、親近感の持てるようなエピソードが豊富でした。また、巻末には計算のコツがいろいろ紹介されてて、な、なるほどぉ…となりました。私は暗算がめちゃくちゃ苦手ですが、コツを覚えて工夫すれば多少は計算が速くなる…のだろうか???

 とにかく数学について、いろいろ簡単に触れることができる、親しみやすい数学紹介本でした。数学が嫌いな人にこそ読んで欲しいかもしれません。読んだら数学の印象が変わるかも…?

【書誌情報】
『文系でも思わずハマる数学沼』著者:鶴崎 修功 / 出版社:マガジンハウス / 発売年:2023


●最近読んだ本の感想
 『汗はすごい』菅屋 潤壹

 思ったより情報量が多い汗の解説書でした。汗とは何か、汗腺の種類、無駄な汗と役に立つ汗、体温調節機能、暑熱順化、熱中症、ストレスによる汗、いろんな汗の意味などなど…汗にまつわるあらゆる話題が凝縮されています。

 私はすごく汗っかきで、夏はもちろん冬でも電車内とかの温かい場所で汗をかいてるタイプです。だから正直「汗なんていらねぇぇぇ!!邪魔ぁぁぁぁ!!!汗腺全部消滅してくれぇぇぇ!!!」と常日頃思っていたのですが、この本を読んで考えを少し改めました。汗は大事。人間が生きる上でめちゃめちゃ大事。むしろ汗が出ないことの方が大問題。また、汗は蒸発してなんぼなので、蒸発せずに水滴として残ってるような汗はタオルとかで拭いちゃっていいらしい、ということも分かってスッキリしました。

 熱中症や、体が暑さに順応するためのいろいろについても書いているので、夏が来る前に読んでおくと、多少参考になるかもしれません。 私は夏にこの本を読んで、夏場のお風呂の入り方をちょっと変えた結果、風呂上りに暑くなりすぎなくなって大変助かりました。

【書誌情報】
『汗はすごい 体温、ストレス、生体のバランス戦略』著者:菅屋 潤壹 / 出版社:筑摩書房 / 叢書名:ちくま新書 / 発売年:2017


●最近読んだ本の感想
 『誰かに話したくなる珍名いきもの124』北嶋 廣敏(他1名)

 変わった名前の生き物を、動物から植物、菌類などまでいろいろと紹介している図鑑です。

 丁寧なイラストと、名前の由来、あとは簡単な生態などが書かれているので、けっこうその生き物を知れた気分になれて楽しいです。名前の由来を読んでいると、案外テキトーにつけられているっぽいものが多くて笑ってしまいます。でも、ちゃんと生態を反映した上で変な名前になっている生き物もいるので、なかなか侮れないですね。個人的には「オモイガケナマイマイ」が、発見された時の「思いがけない!」という衝撃を感じられて好きです。

 読みやすい文章で、難しい話もなくスラスラ読める本ですので、変わった生き物にちょっと興味のあるよーって人にオススメです。

【書誌情報】
『誰かに話したくなる珍名いきもの124』編著:北嶋 廣敏、画:藤田 和生 / 出版社:世界文化社 / 発売年:2015

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カテゴリ:週刊近況報告/読んだ本の感想リスト