ぬるゲーマーのらくがき帳

2021年2月20日

【Vita】東亰ザナドゥ(感想)

 ずっと前に買ったまま放置していたのを、ようやくプレイしてクリアしました。とても面白かったです!良かった所などをそれぞれの要素に分けて語っていきます。ネタバレもあると思うので未プレイの方はご注意ください。

●アクションとか

 アクションは全体的に軽く、スピード感と爽快感があります。あと倒した時のエフェクトで少しスローモーションになるのが「た、倒した…!」感があってすごく良いなと思いました。近距離攻撃や遠距離攻撃、回避などを巧みに組み合わせ、うまく立ち回って倒せた時は、ひゅーっ!!カッコイイー!!と、テンションあがりまくりです!ただ、遠距離攻撃が得意なキャラで遠くからチクチクやって倒すのが一番安全だと気づいてからは、ずっとそんな感じのプレイをしていました…。(四宮はすばしっこく、逃げ回りながら弾幕打てるので、チキンな私にはとても使いやすいキャラでした!ありがとう四宮!!)

●キャラクターとかストーリーとか

 主人公は一見やれやれ系に見えますが、意外と自分から積極的に人と関わっていくタイプで、常識・良識・思いやりのある、非常に好感の持てるキャラクターでした。他の仲間キャラやモブキャラも、変にとがりすぎたり常識はずれな言動をしたりするキャラクターがいないので、終始気持ちよくプレイできました。
 主人公たちの目的は基本的に「日常を守りたい」というもので、プレイヤーも共感できるのがとてもよかったです。ストーリーを追うごとに、こまめに町を歩いて他のキャラクターやモブキャラクターに話しかけていくと、彼らもそれぞれ成長したり変化したりしていることがわかり、プレイヤーとしてもゲームの舞台となっている杜宮の町に感情移入していくので、この町を守るために頑張るぜ!という気持ちになれます。終盤、力なき人々が戸惑いながらも力を合わせて生きようとする姿は、純粋に美しいと思いました。脇役・敵役だったキャラクターも最終的にはみんな好きになれましたし、そもそも人間キャラの中には敵らしい敵がいなかった気がするのも、珍しいというか、尊い物語だったなと思いました。

●フィールドとか

 町のグラフィックも結構作りこんであって綺麗でした。しかも、ちゃんと買い物できる店がたくさんあって、大したものは買えないとしても、いろんな店を物色できるのが楽しかったです。アニメイトなど、実在する店舗ともコラボしていて、「ああ~アニメイトってこんな感じだよね~」と店内をまじまじ眺めて楽しめました。ゲームセンターではちゃんとゲームで遊べたり(しかも3種類もゲームがある)、公園ではスケボーのミニゲームが遊べたり、随所に遊び心が込められていて、すごくいいなあと思いました。探索するだけでかなり楽しめるゲームだと思います。

●総合的に

 最近歳のせいか、RPGを最後までプレイするのがしんどいのですが、今作はストーリー的な中だるみも、レベル上げのための中だるみもなかったため、最初から最後まで楽しくプレイすることができました。キャラクターも魅力的で、特に仲間キャラはみんな好きですね。戦闘ではソラと四宮をよく使っていたので、より愛着がわいた気がします。個人的には、かなり好きなゲームになりました。2周目の引き継ぎ要素もあるようなので、いつかまたプレイしようかなと思っています。また、日本ファルコムのゲームは初めてプレイしたのですが、今作がとても良かったので、他の作品もプレイしてみたいと思いました。

 

ゲーム情報
タイトル:東亰ザナドゥ
機種:プレイステーション・ヴィータ
開発元:日本ファルコム
発売元:日本ファルコム
発売日:2015年9月30日


カテゴリ:RPG/アクション/Vita