ぬるゲーマーのらくがき帳

2022年5月5日

【Switch】AI:ソムニウム ファイル(感想)

 前から気になっていたゲームだったので、GWのセールで買ってみました!面白かった!久しぶりに徹夜してゲームしました!プレイ時間は21時間程度で、クリア済みです。

●ゲームの概要

 殺人事件の謎に迫る、ミステリー系のアドベンチャーです。
 「捜査パート」は気になるものを調べていくオーソドックスなシステムですが、特筆すべきは対象者の「夢」の中に入って捜査する「ソムニウムパート」。
 ソムニウムパートでは3Dのフィールドで相棒のAIを操作して進めていくのですが、夢ならではのはちゃめちゃな因果関係に困惑させられながら、謎解きを進めていくことになります。

●感想

 操作パート・ソムニウムパート、ともに主人公と他のキャラクターとの会話がすごくコミカルで面白くて、思わず笑ってしまう事もしばしばでした。おかげで、いろんな会話を聞きたいがために、特に意味はないと分かっていても、すみずみまで調べる癖がついてしまいました。(車のシーンでは「インパネ」一つで毎回何らかのボケがあるので、捜査に意味はないのに毎回調べていました。)ただ、癖があるというか、下ネタも多いので、好みは分かれるかもしれないです。私はめっちゃ好きでした。

 シナリオは一応マルチエンディングですが、真相が判明して、しかもちゃんと解決するエンディングは1つだけで、そこに向かってぐんぐん進んでいく感じでした。
 最初は犯人もトリックも何が何だかわからなかったけれど、ある時期を境に一気に真相に近づいていき、どんどん色んな事が判明していくのは、めちゃくちゃ引き込まれました。面白かった!

 ソムニウムパートは不条理な夢らしい奇妙な感じがよく描かれていて、すごく良かったです。「夢」関係の創作物(夏目漱石の『夢十夜』とか)が好きな人は結構ハマるんじゃないかな。私は好きでした。何をすると何が起こるのか、なかなか予想がつかないですが、ランダム要素はないと思うので、繰り返しやり直して行けばいつかはクリアできます。

 以下、ネタバレ感想…というか心の叫び(クリックで表示)

 シナリオは最終的に大団円というか、スーパーハッピーダンスエンドですごく明るく終わってくれて、よかったな~と思いました。

 しかしですよ!!!このゲームは、終盤に主人公の体(見た目)が変わってしまって、ハッピーなエピローグ中も、ずっとその姿のままなんですよ。シナリオ上当然っちゃ当然なんですが、その新しい体の表情が!!!!!アンニュイすぎて!!!!!ギャグのキレが!!!!!悪くなってるのが残念過ぎる!!!!!!
 私はこのゲームの何が好きって主人公とキャラクターの掛け合い(ギャグ)が大好きだったんですけど、それも主人公の振り切った変顔(表情)があってのことなんですよ!!!!それがね!!!!新しい体では失われてしまっていてね!!!!!!エンディングで皆ハッピーだったけど私はハッピーじゃありませんでした!!!!

 …まあでも総合的にとても楽しめるゲームでした。続きが気になって徹夜してゲームするなんて何年振りだっただろうか…。とにかくこのゲームはキャラクターが魅力的ですね。一番気に入ったキャラクターは猛馬組長かな。愛嬌があるのに、ここぞというときは頼りになる、すごく良いキャラクターだったと思います。主人公もアイボゥも良かった。みずきももちろん可愛くて、みずきルートは泣きました。私の中ではみずきエンドが真エンドです。続編は…伊達が元の見た目に戻ってたら買うかもしれません。

 

ゲーム情報
タイトル:AI:ソムニウム ファイル
機種:Nintendo Switch
発売元:スパイク・チュンソフト
発売日:2019年9月19日


カテゴリ:アドベンチャー/Switch